どうやら原作よりもずっと話を広げて作らているようですが、それでもTVシリーズからの流れを汲んで世界観を壊すことなく、摩訶不思議なミステリーとして面白かったです。

なによりも、実写化作品において大事な原作愛が強く感じられるのが作品の良さに出ているコトでしょうか。何度かブログにも書いていますが、そこがないとどうしても原作ファンからは批判を受けるし、そうでなくてもどうにも中途半端で面白みのない仕上がりになってしまうと思います。

その点においては役者・スタッフが一丸となって作品に向かい、原作を膨らませてオリジナルの挿話があったとしても破綻せず、見終わった後味の良い作品になっていると思います。