まぁ、ガイ・リッチーの作品だよね、という感じ。細かい伏線だったり、シーンの切り替えやカットの小気味良さ、ウィットに富んだユーモアあるセリフを吐くキャラクターとか、彼の他の作品が好きならば楽しめるという内容だと思います。人によってはもう飽きてしまったかもしれないけれど、作品ごとのテーマは明確に定めているのでそのへんは見どころがあるとも思ます。
第二次世界大戦の命運を分ける非合法な作戦を描いている今作ですが、実際にいた人物を元に出来上がった作品のキャラクターはかなりの曲者に仕上がっていて、流石に映画だからという感じだとは思います。主役であるはずのガス・マーチよりもアンダース・ラッセンの方が気になるというか。作戦も最後は無理矢理力業な感も否めないのですが、エンターテイメントとしての面白さを考えれば、なかなか見ものだったと思います。