産まれが近いユダヤ人のいとこ同士が、仲の良かった祖母のルーツであるポーランドを巡る旅。歴史的にも複雑なユダヤ人のルーツの中でホロコーストは歴史的にも浅く、その断片が多く残っているコトからユダヤ人に限らずダークツーリズムのひとつとして有名な対象のようです。作品のように英語に限らず日本語によるツアーガイドもあるとか。
祖母の死を受け止めるためにも、性格の違う仲良しのいとこ同士での旅で、大人になって生き方の違いなどから距離が出来てもお互いに繋がっていたいと想いは複雑なトコロはよく描かれていると思います。とはいえ、ジェシー・アイゼンバーグらしいコメディ作品ではあって、彼が自分らしさを描きつつも今の時代に合わせた気楽さも持ち合わせている作品になっていると思います。