そういえば、リュック・ベッソンの作品を劇場でキチンと観るのは初めてかもしれません。わりとTVの放映やなんかでいくつか観てはいるのですが、今作も彼らしい格好良さみたいなものを感じる作品です。

日本の宣伝で使われているような「規格外のダークヒーロー」ではなく、あるひとりの人生を語る作品です。生まれた家や車椅子になって生活するようになってからのこと、そして今回の事件の顛末。彼はヒーローではなく、彼の正義を遂行してきたというだけともとれます。その中で感じる神への、挑戦とも言うべき文言には惹かれるものがありました。