『オズの魔法使い』が1939年、戦前という時代性もあるのでしょうが、それでも子どもに対するハリウッドの扱いがあまりにもヒドいというのが伝わってきます。今で言うブラックな体制下において、子どもを恫喝しながら働かせる環境は劣悪。ピンクレディーのおふたりの話を思い出しますが、彼女たちと違って消費していく“商品”でしかない、人として扱わない大人たちの姿は目に余る酷さです。彼女それが故に彼女は苦しみ続けたのだろうというのは、演出の巧さがあります。

なによりも圧巻なレネー・ゼルウィガーの演技だと思います。それが故にエンターテイメントとして面白い。その上で、日本における働き方の重要性やハラスメントを問うべき内容でだと思います。