Amazonが映像制作に乗り出して、昨年あたりから劇場映画は数本観てきているのですが、作品とスタッフやキャストの紐づけがなかなか巧妙で面白いと思います。私も知識がないのですが、毒の強い風刺漫画を描くジョン・キャラハンというキャラクターの濃い主人公をホアキン・フェニックスが演じ、そのキャラハンを支援するドニーにジョナ・ヒルというコメディ寄りのクセのある雰囲気を醸す役者と、アクの強さが作品の面白さにつながっていると思います。ガス・ヴァン・サントの演出も伝記映画としてのバランス、その人物のどこをどう描くかという脚本と、時間軸を一定にせずに少し複雑に混ぜ合わせるコトで、キャラハンの人物像に迫りつつも薬物依存の問題であったり人生の楽しみ方であったりを上手く伝えてくれているように思います。