原作も、元々は秦の始皇帝を元にした大河ドラマなワケで、それを実写映像化するということはハリウッド大作的な映像を作り込んでいかないと納得出来ないであろう作品です。そんな中で、とても良くやっていると思う出来だと思います。原作自体もかなり話が進んで長大なストーリーを紡ぎあげているところ、序盤をどうやって2時間程度の作品に仕上げるか、というところで脚本もとても苦労しただろうな、と。原作を読んでいない私からしてみると、そこもファンは合格点を出せるバランスであったのではなかろうかと思います。

作品の規模、撮影の難しさや原作ファンに対するサービス等の難易度の高い作品だとは思いますが、一番はキャラクターの良さをキャスティングや演出、役者の演技で上手く撮ることでクリア出来ているのではないでしょうか。熱血な信、冷静沈着で志高い贏政、歩くだけで地が轟き風が唸るような王騎の風格など、キャラクターの掘り下げたよく出来ているので観ていて楽しいです。私は左慈の気味の悪い感じが好きで、立ち居振る舞いからして王騎とは違った強さを感じさせているのは、出番が少しながらも印象深い素晴らしいと思います。