正直、あんまり言うこともない、ハリウッドの安定したヒーロー作品なんですよね。面白いけれども、尖ったところはなく、かと言ってそれが悪いというコトでもなく。今作は2時間超で観る前は長すぎて辛いかな、と思っていたのですが、内容は冒険譚になっていてキチンと作品に合った盛り上げ方もできていて飽きさせない作りの良さが出ていたと思います。映像においても緩急があってスピード感と水の重さは上手く出ていたんじゃなかろか、と。ストーリーにおいては昨今の海洋汚染問題を取り上げてはいるものの、話の端にしか出てこなかったので、どうにも母を取り合うマザコン兄弟のケンカっぽさは拭えないところ。『マイティ・ソー』における父に認めてもらいたいファザコン兄弟のケンカのカウンター的になってしまっている、ともとれるかと。いずれにしても『ジャスティス・リーグ』というお題の元で作られたにすぎない、というものではあるけれども、エンタメとしてはちゃんと仕事をしている、面白く作っているのは安心して観に行けるところだと思います。