公開からしばらく経ってしまいましたが、先週に機会が作れたので観に行ってきました。

 

なんとも重たい結末。時代性もあり、身分の差であったり、それゆえに与えられ持っている力への苦悩が興味深いところです。なによりもそれを演じる役者たちがすごく良かったと思います。蒼井優の演技は最初の見た目から最後まで、惹きつける強い力を感じました。

私としては昨年観た『』と比較して考えてしまうところ。刀であったり銃であったり、特権的な力を持った人間がそれを行使するという葛藤を作品の中に感じています。生まれつき持った力とひょんな事から手に入れた力と差はありますが、その世界の中では圧倒的な力を他に知らしめるほどのものであり、それを行使するというコトについて考え続けている。それを使ってしまえば自分の世界が変わってしまうのはわかっているからこそ、それを恐れ、しかしながらその虜になってしまっている。どちらも役者の演技が素晴らしく、また彼らを取り巻く世界の描き方も日常的な素朴さが力の異質さを際立たせていますね。