期待通りではあるけれども、一切のブレのないマイケル・ムーア。「行動しろ。ここに問題と解決の手立てのヒントがある」と語りかけてくる。

彼を通してアメリカを見ると、日本では報道されない下の方までがよく見えてくる。敵対するはずの民主党は力がなく、前大統領のオバマも就任時からしたら勢いは失い信頼に応えられずにいた。だからトランプは大統領になるべくしてなった。でも、それではダメなのだと、この作品は伝えてくる。ならば、どうすればいいのか。自らの権利を行使すればよい。アメリカは民主主義の国だから、声を上げればよい。そう伝えてくる。

日本においても、政治の一番の問題は無関心なワケで、そこにいかに手を伸ばすかが、今後の日本を作っていくのだと思う。作品を観て鼓舞される日本人は多いのだろうか。