ラジオで裏話的なところを少し聞いていたので、樹木さんはものすごく努力されたのかな、と感じるほど素敵な佇まいでした。お茶の先生であることもそうですが、それ以上に人として積み上げてきたひとりの女性の歴史を感じる雰囲気がほんとに素晴らしかったです。それに教わる黒木華さんも楚々としていて凛とした空気感もあり、作品の雰囲気に一番しっくりきているように感じました。

作品全体はタイトルの通り、日常にある幸せ、また同じことができる幸せ、些細なことだけれども日常を生きていく上でこういうことを感じられることの大切さを四季の移り変わりとともに描いています。茶道における作法の丁寧さを撮影の丁寧さに重ねて、優しい作品になっていると思います。