コッテリとしたロボットvs怪獣を観たかったように思うのですが、意外とアッサリな仕上がりで残念に思うところです。いや、戦闘シーンなんかはガンガン街を破壊していくところは面白いのですが、そこまでの道筋がどうも面白味に欠ける印象でしょうか。この手の作品では恒例の演説のシーンもほぼほぼなし。予告では格好よく聞こえていたのですが、実際の映像ではインパクトはかなり薄いです。
もちろん、日本に住んでいるので決戦地である日本の演出、地理的なことや建物のリアリティなどはどうでも良いと思っているのですが、それでもあまりにも前時代的な間違いというか身勝手な地理的編集は、ギレルモ・デル・トロが作り上げたリスペクトのようなものを台無しにしているように感じたのも残念なところ。
マッチョな作品だったものが、中国資本になり監督も替り、ナヨナヨとした仕上がりには期待感を裏切る、とも言える作品になってしまったように感じます。細かいところでは前作から引き継いでいる“らしさ”もあって良かったのですが、全体像は歪な印象ですね。