昨今のマーベル・シネマティック・ユニバースとして、ご挨拶的なところもあるのでしょうけれども、単体としての完成度は高いです。前国王の死から様々なモノを受け継ぐも、時代性に合わせたありべき正義に目覚めていく、というのは主人公がアフリカンな彼だからこそのところも大きいように思います。持つものが手を差し伸べていく未来を描いている。最後にティ・チャラの演説がとても強い意味を持っていると思います。

そして、ユニバースとしても今までを踏まえて、そしてこれからのことを潜ませているバランス感覚も素晴らしい。ヒーローものの手軽さと現代社会的風刺、そしてユニバースの一部としての役割。全てにおいて良くできた作品ですね。