アメリカでは時折聞く言葉「ギフテッド(Gifted)」。特別な才能を持って生まれた人々に対する言葉。

以前、友人がRPGのキャラクターにおける日本とアメリカの違いについて語っていました。「日本の主人公たる勇者は全ての能力がまんべんなくあって何をするにも中途半端。アメリカには勇者のようなキャラクターはおらず、ひとつの能力が特出したキャラクターが個性を活かして活躍できる」その特出した能力を持つことがギフテッドということ。

アメリカの学校では飛び級制度があったりと個性に合わせた授業を選択できる制度があります。それはメンサのように天才たちを囲うコトでストレスを減らし、その才能を伸ばすための施設と制度。

 

それに投げかける疑問は「果たしてそれがその子の幸せに直結するのか?」というのがこの作品のテーマになります。主人公のメアリーの幸せはどこにあるのか。ストレスなく好きなことを勉強できる環境なのか、大好きな叔父と一緒に同年代の子ども達と生活するコトなのか。そのちょうど良いところを探ろうとするのがこの作品に詰められた想いです。

この作品に一番の華を添えるのがメアリー役のマッケナ・グレイス。可愛らしく表現力豊かな彼女の演技は素晴らしかった。『フルハウス』のオルセン姉妹を彷彿とさせるものがありますね。そしてキャプテン・アメリカの印象を払拭しきれないものの、クリス・エヴァンスの演技がマッケナ・グレイスと絡み合った時にちょうどいい感じです。

『(500)日のサマー』のマーク・ウェブらしい、温かな作品です。