まずは見た目のライカの質の高いストップモーションアニメーションを楽しむことができます。主人公クボの表情ひとつとっても豊かで、これがすとっぷもーしょんで撮られたとは、と知らないと考えるコトすら気がつかないように思える出来が素晴らしく美しかったです。
そして、その内容もとても素晴らしい。海外制作による和製ファンタジーの表現は違和感を覚えるものですが、日本の文学やアニメーションが好きなんだと感じさせる話の作りは良かったです。物語の根底は竹取物語があって、それに日本的な仏教と儒教を綯い交ぜにした日本独特の家族感、死生観などを上手く物語に表現できています。三味線なのに2本の弦に、というのも最後に解き明かされるミステリとしても良かったです。
吹き替えで観たのですが、ピエール瀧さんの演技には、上手いとは言えませんがもはや違和感を感じなくなってきていますね(笑)