兄の子の後見人として訪れる主人公。そこには未だに拭いきれない過ちが彼を責め苛むような、小さな町の閉塞感が重くのしかかってくる作品です。主人公のリーもそれに向き合い前に進もうとするし、かつての彼を知る仲間たちは彼を励まそうとするも、どうしても彼はそこからは先に進めずにいる。
現在の主人公が町へ戻りながら、過去を少しずつ振り返り、その過去に何があったかが少しずつ明かされていく展開が良かったです。一度に全てを明かすではなく、過去と現在とを静かに往き来する手法は、主人公の抱える事の重さを感じさせ、どうしようもない主人公の気持ちを感じるようでした。