昨年末、一応ベスト10的なものを上げて見たのですが、31日に観た映画で順位を変えざるをえない作品のひとつが、本作です。

私の期待度が高い作品だったのですが、それに応える素晴らしい作品でした。最初はこの作品を年内最後にして、と思ったいたのですが、どうしてもスケジュールが組めずにその日の最初に観て「やっぱり最後がよかったな」と思えるくらい、落ち着いた内容です。

 

実直な父に育てられ、本人も真面目で融通の通らないタイプの不器用な人間。偶然に出会った女性との生活できっと上手くやってこれた人生も、彼女が先に亡くなったコト、長年務めてきた仕事を解雇されたコトと重なり、生きにくさが際立ってくる。

真面目さゆえ苦労するコトも多い中、それでもそれが彼を救ってくれる。彼は彼らしく自然にしているコトが、人々を繋げ彼を助けてくれる。これこそが本当の正義なのだと実感できる。

作品としては、とてもハートウォーミングな感動の物語ですが、絶妙でシュールなギャグセンスもこの物語の面白さのひとつです。これがあるからこそ、人生の面白味を実感させてくれる、そんな作品でした。