映画好きとして、プロともアマチュアとも言えない程度のベーシストとして。

ジャコに対しては、ベースを始める以前から凄いジャズベーシストがいる、程度で実感がなかったのですが、実際にベースを始めてみるとその凄まじさに驚愕したものです。どんなジャンルにいても、その存在は輝かしく、ベーシストとしてももちろんながらミュージシャンとして最高なひとりだと、実感が湧いてきました。私にとってジャコは目指すべき存在とも越えるべき壁とも違っていて、ただただ神々しくそこにあるベーシスト、ミュージシャンなのです。もちろん、彼の『ドナ・リー』や『トレイシーの肖像』などは練習したりもしています。もちろん、まともに弾けはしませんけれども(笑)

本作はそんな想いで観てきた本作。ロバート・トゥルジロが製作総指揮をしているのもあって、まず感じるのは彼への尊敬。多くのインタビューから感じるジャコは、とにかくミュージシャンとしてもそうですが、人としての尊敬を感じます。それが彼のひとつの側面なのです。

しかし、彼の抱えていた双極性障害、もうひとつの側面に関しては、晩年の話と絡めてもっと語って欲しかったところです。彼を捉えるためにはそこに追究していかねばならなかったと思うので、そこは残念なところです。

 

とりあえず、帰ってベースを弾きたくなったのは確かですね。できればフレットレスで(笑)