放題の“世界侵略”とはチョットふざけた内容ですが、原題も『Where to Invade Next(次はどこを侵略してやろうか?)』なので、それほど違和感はないのかな? むしろ、内容からしたらタイトルでふざけすぎているのも、マイケル・ムーアの面白味なのかもしれませんね(笑

それで内容ですが、彼らしい取材の展開でとても面白く興味深い内容でした。ヨーロッパと北アフリカにあたるチュニジアの数ケ国を訪れ、その国の良いところを学んでアメリカに持ち帰ろう、というコト。それぞれの国ごとに取材テーマが違っていて、それぞれの良いところを前面に押し出したドキュメンタリになっていました。

しかしながら、それに対するデメリットについての言及は弱く、アメリカに対してはあんなに深くえぐろうとしてくるのに、今作ではそれがほとんどない。確かに良いところに目を向けてポジティブに展開していくのは観ていて面白いのですが、それでも何か物足りないものを感じていたのは否めなかったです。