GID、性同一性障害の男性が、世界で初の性別適合手術を受けたリリー・エルベを題材に脚色を施した作品です。現在においてはその症状も一般化してきており、私の知人などにもそういったことで悩んでいる人もいますが、時代は第二次世界大戦前のヨーロッパでの話の重さなども含め、とても良い作品だったと思います。
脚色や演出が全体的に灰色に染まっていて、常に悲劇の重さを感じさせるその雰囲気は今の時代に照らし合わせると暗すぎるとも思えますが、それでも監督が描きたかったものは彼女の生きた時代を含めそこにあるのかと。