私の期待が大きかった分、残念な内容であったな、というのが率直な感想です。思っていたもの、予想して期待していたものと違った展開というか設定がとても格好悪い感じで、それが面白く感じられなかったことに尽きると思います。

それでは具体的にそれが何か、というとまずはバットマンの格好悪さ。敵対心を抱き戦いを挑むも、協力する理由にも説得力をが弱かったのは、バットマンについて長く時間を裂いて描いてきたところを上手く活かしきれていなかったと思います。
そして、協力してワンダーウーマンも含め最後にはヴィランと戦うコトになったものの、そこに描かれていたものは怪獣映画のような破壊的なシーンでしかなかったのも残念です。能力の違うヒーローたちが協力し合うところに、戦闘シーンの面白みがあるはずなのに、最終的には巨大化して破壊の限りを尽くすクリーチャーに3人のヒーローが力で挑むだけしかなかったのは、その意味を問われるように思います。
最後には、大きな力を持つ者たちが集まった際の、正義を問う戦いではなかったことが一番残念なところです。それこそ、出会いのところから始まるワケですから、最初からそういったイデオロギーの対立を描くのには無謀さがあるとは思いますが、それでもそこに言及していけなかったのは、その準備をしていけなかったのはアベンジャーズ・シリーズより出遅れたコトが大きかったとも思います。

満を持して作られた割には陳腐で、ラジオのメールで読まれた「ただただ、暗いだけの怪獣映画」という評価は私にはしっくりとくる言葉だったと思います。
しかしながら、シリーズが始まったばかりで、これからそれをどうしていくのか、ワンダーウーマンのように個々のヒーローたちの作品の制作も決まっているところから、バットマンが好きな者のひとりとして落胆するだけでなく期待感も込めて楽しめたらいいな、と思っています。