5人のフーディーズと呼ばれる美食家たちのドキュメンタリなんですが、ミシュランの言うところの三ツ星基準「旅をしてまで行く価値のある店」を体現している姿を追った作品ですね。彼らはSNSを駆使して自らの体験を発信し、そこで得た信頼がシェフたちの信頼となり、普段カメラの入ることのないような厨房にまで入っていくのは少し面白いと思いました。
食に対するドキュメンタリである以上、食に対する考え方を問わねばならず、それに対する答えはあまり見出すことはできませんでした。それぞれに飢餓や貧困層の食糧事情など、それぞれに問うべきところであったかと。淡々と彼らの歴史と食事を楽しむ姿だけを写しているのは残念でなりません。
ひとり、明確にその話題で「自らの裁量で食を楽しむことと、飢餓や貧困の問題は別」と答えていたのもあり、その結論は正しく思いますが、そこから「では、更にそこから何をするか」を見いだせることがなかったのは違和感と残ってしまうところです。そういうったところも含め、所々でイラっとする作品ではあったのは監督の意図なのかが謎に思うところです。