こういう映画、好きだな。っていう心地よい気分にさせてくれる、大根仁監督の作品ですね。
高校生がマンガ家としてデビューするっていう話の中で、主人公たちの家族の不在や仕事場に関する不思議などツッコミどころはいくつもあるのですが、それをとっぱらって楽しめるエンターテイメント性が好きなのです。むしろ、そういった細かいディテールがあることでノリが悪くなり、エンターテイメントとしては楽しめなくなるだろうな、と思うくらいの全体のバランスの良さが、大根仁という監督の良さなんじゃないかな、と。
とにかく1コマ1コマ、踊っている感じ。それが見ている私を楽しくさせてくれる。
ドラマの2時間ものや映画化などで予算が出るものの、その使い方がイマイチ面白くない出来であることが多い中で、大根さんはとてもお金の掛け方が上手いというか、実力のある俳優たちを上手に演出し、音楽や特殊効果で確実に盛り上げていく。そういった大根さんの才能と実力を感じ取れる作品でした。