横井軍平さんが亡くなってから、もう随分と経ちますねぇ。それでも未だにその名を聞くとワクワクしてしまう、そんな人ですね。
彼の名前をチャンと認識したのは、ワンダースワンから、つまりはお亡くなりになってからだったと思います。しかしながら、ゲーム&ウォッチやゲームボーイの開発のリーダーだと知って、「今更モノクロ」なワンダースワンの購入を決めたコトを覚えています。もちろん、一緒に買ったソフトは『GUNPEY』。考えれば、落ちゲーで一番ハマってやっていたのはこのソフトだったように思います。

当時の私も類に漏れず、ハードの性能とゲームの複雑さを楽しんでいたように思います。しかし、20歳頃にはその波には乗りきれず脱落し、それ以降はボードゲームなどを楽しむようになりました。それは横井さんが当時言っていたように、子どもの頃からの遊びとしての面白さ楽しさを求めていたのかな、と思います。
この本にはそういった横井さんの哲学と美学が詰まっていました。書かれたのは1997年と古いようにも思いますが、しかしながらその内容は時代を問わないもの作りへの普遍の哲学と美学です。物事を別の角度から見ることで新たな発想を生み出そうとする努力と、そういった環境を作り楽しむという横井さんの美学を感じ取れる一冊です。

併せて、同時期に加筆修正された同著者の新書『任天堂ノスタルジー 横井軍平とその時代』もオススメしておきます。

横井軍平ゲーム館: 「世界の任天堂」を築いた発想力 (ちくま文庫)/横井 軍平
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任天堂ノスタルジー 横井軍平とその時代 (角川新書)/牧野 武文
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