宮台真司さんだったかな? 「民主主義の的は無関心」と言ったのは。
そもそもが民主主義だとか、民主的という言葉だけをとっても“多数決”で全てを決めてしまうという風に考えることが多いみたいですけれど、それは違う。もちろん、意見の対立などは起こるわけで、その可否を問うひとつの結論としての方法としては重要にはなってくると思う。しかしながら、本来あるべき民主主義というのは、その社会に含まれる全ての違いを内包することであって、社会を多数少数に分けること、多数派で社会を作っていくことではないはずです。
本のタイトルにもなり、台湾学生立法院占拠事件を受けて書かれた表題ともなった章には、この本に相応しい内容となっています。まずはこの章から読み進めることが、この本を消化していく上で最も良いように思いました。
それだけ、今の日本にはこの“民主主義”という言葉の本当の意味を問い、平和で豊かに暮らすことの出来る社会作りをしていくひとつの本質が書かれている素晴らしい一冊であると、そう感じる内容でした。
- ぼくらの民主主義なんだぜ (朝日新書)/高橋源一郎

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