Cパート、これはカルチャー(Culture)のCということで、オリンピックの裏で実行する裏五輪=サブカル文化祭(Cultural Festival)を計画する内容となっています。体育祭に乗り切れなかった非リア充たちの文化祭、ということで、日本のサブカルを中心とした文化を紹介し観光も楽しんで貰おうということ。実際のオリンピックや体育祭などがリア充のイベントで、文化祭やサブカルを好む者たちが非リア充という区分けには甚だ疑問というか憤りすら感じるところでもありますが(笑
それは別としてオリンピック/パラリンピックで多くの外国人が訪日する際に、競技だけでなく観光地としての東京/日本を知って貰い楽しんで貰おうということを企画するわけです。とりわけ、欧米でウケの良いサブカル文化をいかに都市に組み込んで観光産業としていくか。もはやクールジャパン(カッコイイ日本)はコールドジャパン(冷め切った日本)として国内外で捉えられているものを、改めて見直して政府主導ではなく民間主導で盛り上げていくことが一番いいのではないか、と。

サブカル文化はあくまでサブであることでその存在意義がある風潮もありますが、これを期に戦後から続くサブをメインまでのし上げ、文化の代謝を行おう、というのが議論されています。確かに、代謝せずに身体に溜まっていく組織はいずれ腐敗し毒素を産む要素となりかねない摂理に捉えてみれば、ここで一区切り付けることは良いことだと実感しました。代謝を促せば新たな栄養素を取り込む余裕が出来、つまりは新たなサブカルが産まれることによって新たなエンターテイメントが産まれてくる可能性を見出せると私も共感するところです。
また、メインとなったサブカルも観光のひとつとして広く根付くことで、日本の観光やエンターテイメントとして2020年以降の日本を支えていく骨組みにもなっていくのではないでしょうか。
PLANETS vol.9 東京2020 オルタナティブ・オリンピック・プロジェクト/宇野 常寛
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