チューリング・マシン、今ではコンピュータとして世界中で使われている基礎を気づき上げたアラン・チューリングという人物がどういう物語を持っていたのか、時代の空気感と共に感じるっことが出来る作品でした。単純にエニグマの解読という難問に立ち向かう天才数学者を描くのではなく、戦時下の緊張感やイングランド国教会の政治的な支配等々、まだまだ暗い時代のイギリスを知るには良いのかもしれません。
当時において、相当の変人扱いをされていたであろうチューリングを演じたカンバーバッチも見所のひとつでした。気難しい性格でクセがあるのは演りやすいところでもあるかもしれませんが、時折見せる繊細さなどはとても素晴らしかったと思います。