昨年、日本でも『アナと雪の女王』(以下:アナ雪)が大ヒットし、その流れの中で評論家の荻上チキさんがラジオにてとても素晴らしい評論をしました。私もそれを生で聞いていたのですが、なるほどと思っていたこと感じていたことが納得する言葉で表現され、その高い評価からこの本の出版になったようです。
本書ではアナ雪がディズニーのプリンセス映画として第3ステージに上がったことがポイントとなっています。アナ雪で表現された主人公のプリンセス“たち”と取り巻くキャラクターたちの関係など、今までのディズニーのイメージからすると、思い入れもなく詳しくもない私ですら、本書の言葉で言うならば、「ディズニーコード」に対する違和感や新鮮味を強く感じるものでした。それがなんだったのか。
それについて、今までの作品への愛情も深く、社会問題を取り扱う評論家としての荻上さんが見事に解説しているのが本書です。時代ごとに作品の要点と社会的な視線を交え、それがステップアップして現在のアナ雪に至るまでを判りやすく評論していると思います。さすがに小学生には判りにくいとは思いますが、中高生ならば読んで楽しめるこの内容はとても良い本だと思います。
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