先日、40代後半の男性が急患で来られました。




下の前歯がグラグラで今でも抜けそうだったのです。


海外へ行くので何とかしてほしいと来院されました。



普通は抜歯し、その歯のないところに入れ歯や人工歯を入れる治療となります。


しかし、その患者さんは明日海外へ出発となるため、


「今は抜きたくない」とおっしゃいました。


どうすればいいのでしょうか?





結局、


動いてる歯の両隣の歯とを繋げて固定することにしました。




昔、勉強会で聞いたことを思い出しました。


直線だけでは強度が弱いです。


カーブを作ることによって、強固となります。


橋でもまっすぐな橋より、曲がっている橋の方が丈夫だと言います。


力学的にこのような法則があるのでしょうか?


工学的に知っていれば教えてください。



結果、思ったより動きも止まりました。





次の日、海外に出発する前に来院され、


「おかげさまで噛めるようになりました。これで、安心して海外へ行けます。


なんとかなるもんですね。」






そう、諦めないことです。



出来ないのではなく



出来るように、出来る方法を考える事です。



どうやったらできるか考える事です。



なんとかなります。



なんとかします!




今日も感謝と笑顔を忘れずに