1694日目
文章というものは、どうしても書いた人の心根が顕れます。
どんなに技術的に取り繕っても、迷いやごまかしのある人の
書いたものは、それが文中から漂ってきてしまいます。
心がきれいな人の書いたものは読んでいて清々しくなるし、
賢い人が書いたものは知性と見識を感じます。
ゆえにものを書くということは尊いし怖ろしいのです。
昨日はご縁をいただいているベストセラー作家の方々と
お目にかかりましたが、「書いたものがちゃんと売れる人」というのは
了見と見識と実力がちゃんと備わっているのだと
あらためて感じ入ったものです。
僻みでも妬みでもなく、「あぁ自分はまだまだだな」と
自省するものです。
小手先でなくちゃんとしたものを提供している人と接するというのは
感性と性根を鈍らせない貴重な機会であると思います。
本当に力がある人と接する機会をつくっていますか?