1678日目

 

言語化・数値化された知識と知恵は再現性が高く、

一度覚えたものは折々に確認すれば容易に復活します。

 

しかし感覚的なものは即時性・偶発性が高いので

一度覚えても定期的・定量的な体感をしなければ

鈍ったものを回復するのは困難です。

 

ウィズコロナで生きてきて丸二年、

私たちはずいぶん知見と知恵を得ましたが、

一方で感覚的なものが鈍ってきているかもしれません。

 

たとえば人間関係、「ソーシャルディスタンス」という

言葉が世に出て物理的な距離を一定以上とるように

私たちは習慣づけられましたが、それゆえに

どのくらいまで人に踏み込んでよいのか、

どこまで疎遠になったら怖いのか、そういった体感的な

他者との距離の測り方が鈍くなっているように思います。

 

行動制限が少しずつ緩和される中で、人との距離感の

「ちょうどいい具合」を体が思い起こさないといけないと

今日は感じたものでした。

 

少しずつ私たちは「距離感のリハビリ」を意識しましょう。