令和3年2月8日(月)
「人事考課では評価者は好き嫌いを排除しなければいけない」
これは一般的に言われていることですが、
少し解釈の補足が必要です。
1.「七十而従心所欲不踰矩」というレベルまで
自分の好き嫌いの判定が道理に沿っているなら問題ない
2.好き嫌いがファクトや実際のパフォーマンスを
上回っていたらおかしい
3.好き嫌いに一貫性が無い場合は問題
4.好き嫌いに縛られるのが問題
5.好き嫌いに客観的エビデンスが備わっていない場合は問題
6.好き嫌いが相手や周囲を困らせる場合は問題
7.好き嫌いの基準が世間的に、常識的に倫理的に
外れていなければ問題ない
8.好き嫌いで決めて「ハズレ」が多いようだったら問題
というようなことが挙げられます。
こう考えると、好き嫌いで評価や査定を決めるほうが
実は難しいのではないかと思います。
「倫理的にどうか」というと人によって倫理観は異なりますが、
「そもそも便利でない」と考えると、好き嫌いによる判断は
積極的にするものではないとわかります。
さて、何を以って評価・査定をしていますか?