西條氏の公開レッスン・レポート | t-cornoのホルン三昧日記

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アマチュアホルン吹きのt-cornoが大好きなホルンと音楽について語ります。

今日は山野楽器ウインド・クルーさん主催のイベントに所属オケのホルン・セクションで参加した。
ウインド・クルーさんとしては初の試みである、「公開セクション・クリニック」というレッスン形態。
ソロのクリニックはあちこちで見受けられるが、オーケストラの楽曲やホルン・アンサンブルを課題にしたセクション・レッスンというのは意外に行われていないと思う。

10月頃だったか、山野楽器さんにこの企画の相談をされて、「是非、初っぱなの聴講生は麻生フィルさんでどうですか?。」とのことだったので、単純に面白そうな企画だと思ったことと、あと、所属オケでチャイコフスキーの四番のシンフォニーというホルンが大活躍する曲を演奏するのでプロの方に一度見て頂くのも良いのでは・・と思い、お引き受けすることにした。
「それなら」ってことで図々しくも講師の先生も私の方で選ばせて頂いた。(笑)

講師の方の候補は在京オケの首席の方々など、そうそうたる方々の名前が挙がったが、僕は迷わず都響の西條氏をお願いした。
その理由は僕が西條氏の音色に惚れ込んでいたこと。
今年の2月に聴いた「火の鳥」のソロや、マーラーの「復活」での音色と存在感!
何より、西條氏の音色が、僕が持っているAlex103の音色のイメージとぴったりだったことがある。
(今、僕が103を使っているのも完璧に西條氏の影響だ。)

そんな経緯があって今日がレッスン当日。
まあ、本当に穏やかな物腰の方で皆、とてもリラックスした雰囲気でレッスンが進む。
課題は先にも書いたがチャイコフスキーの四番の交響曲。
冒頭から課題が満載な曲だが、主に、セクションで音を纏める事と、フレージングを教えて頂いた。
様々な収穫があったが、要約すると、「ワン・フレーズをなるべく繋げること」「タンギングによって音が凸凹しないように吹くこと(息の勢いを変えないように)」「ディミヌエンドを絞り過ぎないこと」など。

部分的にお手本で吹いて頂いたり、我々に混じって一緒に吹いて頂いたりしたが、その音量と音色には圧倒された。
まあ我々とは大人と子供の差があるな・・・と。
音圧がもう、凄い!
凄く大きな音だが、全くうるさくない。むしろ恍惚とする様な音だった。

最後はメンバーから西條氏に質問大会。
「上がらない秘訣は?」との質問に「適当にやることですね(笑)」とのお答え。(笑)
要は「誰それが聴いてるから」とか、「間違えないように」とか考えないようにすること。
あまり、荷物を背負って演奏するな・・ということだね。
これは、実際はなかなか難しいんだけれど。(笑)

レッスン後はアレキサンダーの選定会。
僕は、自分の楽器とハンド・ハンマー、それにシルバー・マウスパイプの3本を吹き比べて頂いた。
この中で西條氏が一番お気に召したのは103MBLにシルバー・マウス・パイプ+シルバー・プレート・ベルの組み合わせ。
とにかく、素晴らしい音。
明るさと暗さの対比が素晴らしい。
ただ、自分に吹きこなせるかは疑問だが。(笑)
僕も西條氏の楽器をお借りして吹いてみたが、まあ、当たり前だが鳴りムラは皆無!しかもどの音域も楽に吹ける。
名手が使っている楽器は、やはり楽器自体がよく鳴るんだね。

ともあれ憧れの演奏家に直に教えを受けて、年甲斐もなく舞い上がった日でした。(笑)