【副業×契約書】第2回:最低限おさえておきたい契約書の5項目

 

 副業で仕事を受ける際、トラブルを防ぐために最低限契約書に入れておきたい項目があります。これを押さえておくだけで、報酬トラブルや修正依頼の泥沼化を防げる可能性が格段に上がります。ライターの場合の例を挙げてみます。

最低限おさえるべき5つのポイント

  1. 業務内容(成果物)                 例:「ブログ記事(2,000文字程度)を2本納品」「ロゴデザイン1案+修正2回まで」など、具体的に書くのが重要です。

  2. 納期・納品方法                   「○月○日までに、Word形式でメール添付にて納品」など、期日・形式・手段を明記しましょう。

  3. 報酬額と支払い条件                金額・振込先・支払い期限(例:月末締め翌月末支払い)まで書きましょう。曖昧にすると“先延ばし未払い”になりがちです。

  4. 著作権の帰属                   「納品後、著作権はクライアントに譲渡する」「使用はWeb媒体に限る」など、権利の所在と利用範囲を明記。

  5. 修正対応の範囲と回数               「初稿後、2回まで無償修正。以降は有償」など、上限を設定しておくことが自衛策になります。

 

 次回は、契約書がない場合でも“証拠になるやりとり”の残し方や、簡易テンプレートの紹介を予定しています。

 

 

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