退職もそうですが、高市さんが話している副業に関して、

 

 副業が当たり前になりつつある今、

 

 

「会社にバレなきゃ大丈夫でしょ?」

 

 

という声をよく聞きます。

 

 たしかに、住民税を自分で申告すれば会社に通知はいきません。
 ただ、実はそれ、税金や社会保険、法律、契約の話まで含めて考えないと、あとで大きなトラブルになることもあります。

 

 

たとえば――

  • 確定申告をしていなかったことで、延滞税と無申告加算税が重なって数年分くるケース

  • 業務委託でやっていたのに、相手から「これは雇用だった」とされて労基署対応

  • 副業の収入が一定を超えて、健康保険や年金の扶養から外れていたことに気づかず追徴

などなど、始めるのは簡単でも、守るべきルールは思ったより多いのです。

 

 副業は、自分の時間と労力を「事業」として使うということですが、事業には「責任」がついてきます。

 

 次回からは、具体的に注意すべきポイントをテーマ別に解説していきます。
(例:確定申告・開業届・扶養の範囲・副業禁止規定・トラブル回避など)

 「本業+αの自分」を守りながら育てるヒントになれば幸いです。