最近、副業についての相談を受けることがよくあります。
相談してくださる方の多くは、会社に勤めるサラリーマンです。この場合、基本的には「職務専念義務」といって、会社の仕事に専念することが求められています。
「休日くらいは好きなことをしてもいいだろう」という意見もあるかと思います。確かに休日を与えるのは会社の義務ですが、逆に言えば社員側も休日はしっかり休んで、仕事に支障を出さないことが期待されているとも言えます。
昔のように終身雇用が当たり前だった時代に比べると考え方は変わってきていますが、それでも休日の過ごし方によって会社に迷惑をかけるケースは少なくありません。たとえば、登山に行ってけがをして出社できなくなったり、飲みすぎて二日酔いで大事な会議に出られなかったり……。
会社としては「勘弁してほしい」と思うでしょう。
さらに注意が必要なのは、就業規則や誓約書で「会社の事業と同じ内容の副業はしてはいけない」と定められている場合です。
これを破ると「競業避止義務違反」とされ、損害賠償を求められる可能性があります。場合によっては横領や背任行為とみなされ、刑事罰を受けることもあります。
ですので、副業を考えるときには、こうした点に十分注意して内容を選ぶことが大切です。
副業も計画的に・・・・