東京・港区のお寺をぶらぶら
我が国の永遠のコンテンツ「忠臣蔵」に欠かせない高輪「泉岳寺」
今でも、毎年「討ち入り」の時期には、マスメディアにとっても貴重な名所だ。
4月某日も観光バスが来ていた。
観光客の期待に違わず、大石内蔵助像が迎えてくれる。
人を引き寄せるには、お墓だけではなく、こういう見栄えのするものが必要なのだ。
高輪から芝に進んで、観光写真としては定番の「増上寺」と「東京タワー」のツー・ショット
写真で見慣れた風景だが、実際に現地で目にすると、徳川家の威光か、広々として後方に超高層ビルの姿もなく、なかなかの景観であった。
愛宕に行って、森ビル開発の愛宕グリーンヒルズに囲まれた「青松寺」
再開発前の写真を本で見たことがあるが、この周辺は下町風情の街だった。
青松寺の正面
ここには、「肉弾三勇士」(あるいは「爆弾三勇士」)の像の一部があると聞いていたが、残念ながら見当たらなかった。
境内を大分うろうろしたが、どうしたことだろう。
青松寺の境内をゆくと、愛宕グリーンヒルズと一体になったようなデッキの散策路があり、自然に愛宕山(鉄道唱歌にも唄われた)の「山頂」に出た。
都心とは思えない静寂な雰囲気をひととき感じることができた。
最後に、お寺は今、どう経営していくか、大きな問題と聞く。
青松寺の境内から同ヒルズのオフィスに入っていけるようになっているのには驚いたが、これもまた、「お寺の経済学、経営学」のひとつの表われであるように感じた。