8月10日、どう出る日銀 ~T通信(10・8・2)~
衆院予算委で、民主党は日銀総裁を攻めた
8月2日の衆院予算委で、与党民主党・松原仁議員は日銀総裁に対して、FRBのように日銀ももっと雇用問題を意識すべしと攻勢をかけた。
また、リーマン・ショックの後、中央銀行のバランスシートは、FRBは2倍、ECBは1.5倍になったのに対して、日銀は横ばいであることも指摘していた。
みんなの党は今回の参院選で、日銀法を改正して、一層の金融緩和を掲げていたが、民主党もそういう方向かと認識した。
来週、どう出る日銀
来週、9日(月)~10日(火)は金融政策決定会合が開催される。
ここで、日銀はどういう金融緩和(円高阻止も大事だ)の一手を打ってくるか、注目だ。
10日は、FОМCも開催される。
こちらの方は、最近のバーナンキ議長の発言と、新金融規制法の成立から、新しい金融緩和策が打ち出されるのは確実だろう。
11月の米中間選挙への意識もあると思う。
菅首相もこの辺で、何とか景気の浮揚策を打ち出さないと、9月の代表選での自身の景気も上がらないし、何より雇用、特に大学生、高校生の就職のことをもっと心配すべきだ。