本日、千秋楽となる美輪明宏さんの黒蜥蜴を観劇してきました。



広く知られてることですが、
原作は江戸川乱歩。
この原作を脚色したのが三島由紀夫。

本作の魅力は、歌舞伎や日本芸能に造詣が深い
三島の筆力を十分に堪能できるところ。



そして、三島の魅力を知り尽くした、
美輪さんだからできる舞台。

黒蜥蜴は美輪さんでないと
作り上げられない舞台だと思います。




全編様式美に彩られた空間の美しさと、
日本語のすばらしさ。

ああ、日本人でよかったとつくづく思いました。
この言葉綴りは、ネイティブでなければ絶対に
味わえない香りがあるんです。

そして、前から3列目の席を逃したのは
ホントにもったいなかった。

造幣局の桜を取ったことに後悔はないけど、
前から三列目の真ん中って、
黒蜥蜴と明智小五郎が2幕目で見得を切るところを
真っ正面から見れるところだったんです。

もうこんな機会は絶対訪れないに違いない。

黒蜥蜴、9月に東京で追加公演が決定してるそうです。
どうしようかな、これが最後が少し伸びたから…
取れたら行っちゃおうかな。



そして、美輪さんの公演では、
限定で直筆サイン入り書籍を販売してます。
毎回何かしら買っちゃうんですが、
落款が入るようになったんですね、知らなかった。

御利益ありそうな本を2冊、おみやげにしました。
あんまりあれこれ手を出すと、
ほかの方にサインが行き渡らないから。
次の公演に、お楽しみは取っておきます。