人間好きなものに接すると
めちゃくちゃいろんなものがリセットされて
何かがめちゃくちゃチャージされるんだなあ、ということを
週末の大阪旅で実感しました。

私、ホントに空旅が好きなんだなあ…
乗ってるだけでも幸せだけど、
お気に入りの航空機を間近で見ると
テンションの上がり方が半端ないということなんですね。
日本のエアラインから、その好きな航空機は
全機撤廃されてしまいました。
国内線に乗ってる限りでは出発ロビーなどで
近い位置で見かけることは絶対にありえない。

けど、国際線が混在してる空港だと、
手荷物検査を通過した段階で
国際線・国内線の枠を超えて
場内の行き来ができるんだ、ってことを
関空行きで知ってしまった。

今後、大阪へ行くときは、
伊丹オンリーではなく、関空も積極的に利用したくなってきました。

次は、眺めて喜ぶだけじゃなく、
絶対乗って遠くへ行きます。

さて。

関空行きに使用してるのは主にスターフライヤー。
ANAやJALはほとんど乗り入れしていませんので
LCC利用率が上がります。

で、スタフラはA320が中心となります。

A320というと、まだ記憶に新しい、
ジャーマンウィングスの惨劇で使用された機材です。

予約を取る時、ちょっと迷った自分がいました。

スタフラもA320も悪くないんだけど、
なぜ躊躇したんだろう。

飛行機移動大好きな自分としては
初めての迷いでした。
迷ったことにショックを受けました。

どこかで怖いと思ってしまったのかもしれない。
飛行機苦手だという人の気持ちが
少しだけわかった気がしました。

A320はちっこい旅客機です。

ほぼ同じ距離から撮った、こちらは747。



こっちがA320。
乗客数もほぼ4倍以上と
比べること自体がかわいそうになってきますが
新幹線の車両のほぼ1.5倍ぐらいのキャパではないかと
体感的に思っていますが、
わりと狭いんです。



で、搭乗前にドア付近から眺めていたら
操縦席と客席との距離感も短い。

全体にこじんまりとしています。



もし、報道されているように、
操縦席に入ろうと機長が奮闘したのなら、
747なら一部の乗客の目にしか触れることがありません。

けど、A320だと機内中に知れ渡ることになる。



気づけないはずないんですよね。

怖かっただろうなあ…と搭乗前にしんみりしてしまった。



もちろん、公共交通機関に従事している方々は、
日々安全運行に努めてらっしゃると信じてます。
だから、見ず知らずの他人が運転する電車やバス、
旅客機や船に乗って移動できる。

人間だからいろんなことがあるし、
気分も落ち込むことだってあるでしょう。

けど、内省し、解決できる能力は、
社会生活を営む動物である私たち人間、
いや、社会生活をする動物なら等しく求められるもの。

個人の勝手で社会にくさびを無秩序に打ち込む行為は
やはり許されるものではない。

あらためて、ジャーマンウィングス遭難事故の犠牲者の皆さんの
ご冥福を祈りたく思います。