趣味で物書きをしてます。

書くと言っても今時はpcに打ち込むケースが大半ですが、
私はホントに書いてから、入力してます。

手間なんですが…
なんか、がりごり書く作業をしたいようです。

それに人それぞれですけど、
スイッチが入ると猿のように書いてしまえる当方、
pc(Mac)だと、どうしても体が疲れると
そこから先作業ができなくなるんですが、
ことアナログな手書きだと、
文字通りノンストップ、数時間平気で
がーーーーーーっと書けてしまう。
これ、キーボード入力だと…
指がもたつく。
ろれつが回らないような感じになって、
それがストレスになり、意識が散るんです。
手書きは象形文字、自分しか読めないぐだぐだ字でも
記録の残せますからね…

だから、ノート買ってがりごりはやめられません。

筆記具は、以前はボールペンとかで適当にごまかしてましたが、
手が疲れてしまうので、
すこしでも早く書き写せる筆記具はないだろうか、と
これまた試行錯誤し、
万年筆に行き着きました。

最初は安いスチール製のペン先。
次に楽天とかでレビューを集めてる人気筋の万年筆。
モンブランにも手を出しました。
悪くはないけど、モンブランは、私の手には負えない筆記具です。
長時間書き続けると息切れしてしまう。
体力がいるというか、
西洋人男性が持つ前提で作られているように思えるんです。
軸が細いのとか、ペン先の細さとかもあれこれ試したけど、
高いものだし、道楽になりそうで手を出すのは止めました。

手放してないけど。ちゃんと持ってるけど。
モンブラン使うと気合いは入りますので、
最近だれてるよ! って時に使います。
手入れ面倒だから…出番は減りましたけど。

で、日本語には日本のメーカー製の万年筆が良い、と
どこかで聞き、試したのが数社。
スチール製と金ペンでは書き味が違いすぎるのは
モンブランと廉価万年筆と比較して体験済みだったので

 比較対象としてどうよと思わないでもないですが。

金ペンのエントリーモデルを試してみて、
手に合いそうなペンがとりあえず1本残りました。

万年筆は育てる筆記具と言います、
けど、育ってるのか、合わないのか、
すぐにはわからないのが悩みどころです。

モンブラン→廉価スチールペン万年筆→国産金ペン万年筆→ボールペン(なぜだ)→廉価→金ペン…
エンドレスです。

何度か使ってみて、やっぱりだめだな、と思った万年筆は
なるべく早い時点で手放してます。
育てるペンなので、少しでも他人の手で筆記すると
それなりの癖がついてしまうのだとか。
なら、早め早めに切り上げて次の方に使っていただければ。

そして。

別の万年筆を買ってしまうのでしょうが…


その日の気分で筆記具を使い分けてるペン、
今はこの3本(1本はインク入ってませんので)を
ローテーションさせてます。

パイロットのカスタム74。ペン先はSFM。
軸が細めで段がなく、指先が痛くならなく、
ソフトなので当たりは柔らかい。
ふわふわして心許ない時は別のペンを使います。

スチール製の万年筆はデッドストックのプレピー。
小さく、細く、お手軽。70年代のデッドストックなのに
ごりごり普通に書けるのがすごい。
色合いもいかにも70年代って感じのオレンジですね。
カラバリは豊富で、赤とか紫とか、もうツボにくる発色。
色の出方が今はないものばかりだったので
入手できる限り大人買いしました。
1本500円ぼちぼちだったんで懐にも優しかった。

ビッグのボールペンは、今時のボールペンと比べると
あきらかに見劣りするはずなんですが、
しかも使い捨てで替え芯がないペンなんですが…
あれこれボールペンを渡ってきて、
結局ここへ戻ってしまったという感じです。
細字、太字両方ストックしてます。

これまたデザインが昔と変わりません。
今時の、人間工学に配慮したペン軸は
見事に私の手には合わないようです。

話はずれますけど、
シャーペンもゼブラの廉価なノックペンシルをずーーーっと使ってます。
(これも廃番、今はどこにも売ってません)
余分なものが何もついてない割り切りの良さが合うみたいで。
シャープペンシルもあちこち渡り歩いたけど、
ノックペンシルに戻ってしまった。
これまたデッドストックを買い求めてストックしてます。
もうほかのシャーペンはいらない。

ホントはシャーペンでゼブラのノックペンシルに回帰できたように、
万年筆や物書き用の筆記具は1本と決めて、それだけ使い続けたいんですよ、
なんか、その日の気分で彼氏(彼女でもいいけど)を
選んでるみたいでねえ、
私そんなに移り気かなあ、と思ったりするんですよ。

ま、わがままだから、
たっくさんペンを買い換えてしまうんでしょう…