そろそろ総括に入りたい、さよならフライトチャーター熊本。

ずるずる引きずるのも2週間が限度だと思いますので…

で、今日は休みですので、iPhoneではなく
コンデジで撮した画像を取り込んで見てみました。

やっぱり、餅は餅屋、
写真はカメラ。

iPhoneもがんばってるけど、画質はたとえコンデジでも
カメラの方が格上。
(一応、ハイエンドコンデジだ、と見栄を張ります)

解像度の高さだけではなく、レンズの大きさとか
カメラ自体のポテンシャルとか…
大きく引き延ばした時に違いますね。
リベットとか、日に照らされた機体と外装の継ぎ目とか、
パーツの陰影とか…

カメラ総出で撮影したい人の気持ちがちょっとわかった。

もう少しコンデジでも撮しとけばよかったかな、と思いもしたけど、
私、何でもかんでもカメラでぱちりはしない主義なんです、
今回はそれができなかったんですが、
記憶に勝る記憶庫はないですから。

だから後悔はしておりません。

カメラも…多分、買い増しはしないなあ…
荷物が重くなるのがいやだから。

閑話休題。

先だって載せた画像と似たり寄ったりですが、
コンデジ版を少し載せます。

でもweb用にリサイズしたらぼけちゃってだめですね、
もうー、なんかくやしい。











で、これ見て思い出したのが、機長さんのフリートーク。

747の特徴でもある、操縦席が客席の上についている、
2階だて構造について。

普通、航空機は(車とかでもそうですが)
先端に操縦席がついてます。
747の場合、その上に乗ってますので、視界が高くなる。

いやーー、空飛んでたら数メートルの違い、
1階建てから2階建てになったぐらいで何か変わります? って
素人判断で思うんですが…

この高さで助けられることが多々あるのだそうです。
もちろん、視点が高くなるので見晴らしが良い。(空港でのお話)
たっくさんある標識を識別しやすいというメリットがあるのだそうです。

これ、4WDとかワンボックスカーを運転される方なら
頷ける話ではないでしょうかね。

2月のような大変な大雪とかですと、着陸時にブレーキをかけると
滑走路上の雪がぶわーーーーっと巻き上がる。

目の前真っ白になるんだそうですが、
2階建てですとこの雪の巻き上げの被害(大笑)を受けない。
助かるんだそうです。

747は貨物機として使用する場合、
先端部分がぱっかんと上にあがって、
そこから荷物をどかどか詰める仕様になってまして、
(前が空くと「えへへ」と笑ってるような顔になります、
 ユーモラスなのでいろんなところで見掛けますけど、
 ご覧になられた方も多いかと)
それもあって操縦席が上についてるほうが都合がいいんだそうですね。

形にはすべて理由がある、
人間が設計するもの、
のりものも、家屋も、普段使う日用雑貨、
もちろん衣類とかもですが、
すべて使われるのを想定してデザインされているものが大半です。
よほど芸術性を重んじているアーティスティックな作品は別ですが、
尾翼の形とか、全体のフォルムもすべて計算され尽くされた形。

ま、747にかぎらず、今、皆さんがお手元にある品を
いちどとくとご覧になられてみると、
デザイナーや作り手の意図がかならずどこかに反映されているのに気付く。

探してみるのも一興かと思います。


さて、ツアーも終盤。

機長講話に先立ち、CAさんの撮影会(歴代制服を一望できるというもの)、
参加者向けの抽選会、引いたのはCAさん(オオシマさん)。
そしてその後は自由行動となります。

興味ないことはさくっと無視がワタクシ流でして(大笑)
ここは省きます。

抽選会ではくじ引き用の箱がだーっと倒れ、
クジが飛び出るハプニングがあり、
「大丈夫、よく混ざりました!」というフォローがあったり、
女性向けのグッズは見事に女性が独占していたり、
なんか、抽選とはいえ当たるべくして当たる人の手元に
品物が届いたんだなあ、と思いましたよー。

その後、成田から到着した機体は
遊覧飛行へ向けて出発。

到着した機体は、消防自動車による放水アーチを受けます。

乗ってる機体がざばざば水かぶるのは何度か経験してますが
(ホントにバケツでざっぱーーーん! と冷や水浴びるような感覚でしたよ)
外から見ると…また格別。

ゆっくり水が弧を描き、ゆるゆると落ちていく様は
リアルなのにまるでスローモーションを見ているよう。

人間はその認知能力において、
時間的感覚を自在に、自分に都合が良いように解釈できる生き物です。
カメラで撮影した動画と記憶に齟齬がでるのは
この知覚・認知能力の綾なんですが、
時間にしてあっという間、
でもすごーく長くアーチを抜けたような感覚にとらわれました。

不思議でございました…




で、私、ここで大チョンボをしでかしました。

ツアー参加者は特等席で撮影や観覧ができるんですよ。
なのに、そのポイントにいなかった。

歓迎アーチの後に送迎デッキに入れるとカン違いしてたんです。

…あほです。
ほんとーにアホです。

自分らしいといえばらしいポカ。

けど、記憶に残ったからいいんだ…


ツアーレポート、もう少し続きます、
けどそろそろ統括に入ります。

明後日、退役しちゃうからね。


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