感動する話だよ(;_;)!
暇だったら見て下さい
 
 
 
 
 
 
 
 
 
~始めに。~
 
 
 
あの夏、あの甲子園に
1人の少女を背負って
バッターボックスに立つ
1人の球児がいた。
 
 
テレビや新聞には
決して取り上げられる
事のなかった実話。
 
 
私の妹である
「彼女」とその「彼」が
純粋な恋をしました。
 
 
つらい過去でしたが、彼が
この文章を書いてくれました。
 
 
そして妹も彼の為に
一冊のノートに
思いを綴りました。
この感動を皆様にも
知ってもらいたいです。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
~二度目の夏~
 
 
 
俺たちが出会ったのは
高校2年の新学期、
同じクラスになった。
 
 
俺から見た彼女は、
白くて細くて
軟弱そうな女の子だった。
俺はまわりの男子と
うるさくしてたから、
彼女とかかわる事が
全くなかった。
 
 
その年の夏、
俺たちの野球部が県大会で
準々決勝に勝ち残り、
全校応援をすることになった。
俺はベンチ入り。
 
 
ノックが終り、応援席を
見上げると彼女がいた。
白いからひときわ目立ってた。
 
 
試合は惜しくも敗退した…
俺は泣かなかった。
先輩達が泣いてるから、
俺は絶対泣かないで
笑顔で支えてあげよう
と思ったから。
 
 
 
その日の夜、
彼女からメールがきた。
 
 
『今日はお疲れさまでした。
今日みんなが泣いてる中で
一人泣かないで支えている姿、
凄くかっこよかった!!』
 
 
正直俺の事を
ここまで見てくれてるとは
全く思ってなかった。
 
 
本当は先輩達ともう
野球出来なくなって
泣きたかったのを
凄く我慢していた。
 
 
 
俺はその頃から彼女を意識
するようになったんだと思う。
体育の時間時々休んでたり
学校を休むことも頻繁だった。
 
 
 
9月の秋の大会、
新チームでの試合の時も
彼女が来てくれていた。
試合が始まる前に、
彼女の身体が心配だったから
ベンチからこっそり
 
 
「おい!!無理すんなよ。」
って声をかけたら、
 
 
『大丈夫』
って笑って頑張れ
って言ってくれた。
 
 
 
試合は負けてしまった。
悔しかったし
自分の力の無さに
ショックだった。
 
 
 
その夜彼女から
またメールがきて
 
 
『この負けてしまった分の
悔しさを忘れずに、
夏の目標に向かって頑張れ!!
きっと出来る!!
やれば出来る!!』
 
 
落ち込んでいた俺は
本当に励まされた。
関わりのなかった彼女が
ここまで応援してくれて、
あの時本当に嬉しかった。