今回は釣り糸についてです。

 

先回ダイワのフロロハリス、タフロングレイトZカスタムをボロクソに書いてしまいましたがタラー

あれは事実なので致し方がないことですショボーン

しかしボクはダイワが大好きですし、これからもダイワ製品を愛用していきます。

そう、好きだからこそ!であり、釣り人生ある限り愛用していきたいメーカーだからこそ、何でも許されるというワケではないのです。

そしてこのブログは忖度ナシで綴ることをモットーとしておりますので、不快になられた方には大変申し訳御座いませんが、訂正等がないこともご容赦頂きたく、、宜しくお願い申し上げます。

 

 

さて本題です

ハリスに限らず糸(ライン)全般は、釣りを楽しむうえでは必要不可欠なアイテムの一つであり、これが欠けての釣りは当然成立はしません。

1日を通して釣りを楽しむには、竿やリール、ウキや鈎の良し悪しと同時に、道糸とハリスは最も信頼のおける製品を使用したいところです。

この釣り糸全般についての論争は、ボクがまだ若かった80年代半ばから90年代初頭頃に、磯釣りの先輩方々から散々ご指導頂いたものです。

 

竿やリールの前に、もっと糸に注目するべき!

それはもう本当に散々聞かされた言葉でした。

当時は、今ほど道糸やハリスのラインナップが豊富ではなかったせいか、選べる道糸やハリスはそれほど多くなかったです。

メーカーにおける技術面においても、確かに良し悪しがハッキリとあったようですので、釣り人がそれぞれに熱く討論を展開するのは、至極当然だったように感じます。

しかし、現在においてざっくりと言ってしまえば、釣り糸を販売するいずれのメーカーも、技術面ではそこまでの大差はなく、最大限可能な限りの強い糸をラインナップされているものと考えていいのでは?と思います。

そう言い切ってしまっても良いほどに、現在販売されている糸は強くなりました。

当時、伊豆半島辺りの磯で使用する道糸は平均3号、ハリスは2.5号などが主流だったと思われ、ゴロタなでは4号や5号の道糸でハリス4号、神子元島やなどへ行くときも同様、道糸4号にハリス4号といったところで、更に良型を求めて離島(神津島磯群、三宅島や八丈島)などでは道糸6号なんてこともありました。

現在と比べるとかなり太目だったと云えます。

腕前云々はさておき、それでも結構な確率でブチ切られたことも多々ありました。

それが現在では道糸1.35号やら1.5号、ハリスは1.25号でも40OVERを獲ることが出来るなんて、、

当時の自分はまったく予想が出来なかった世界のお話です。

竿やリールの進化による補助も勿論ありますが、糸はそれほどまでに技術が進化し、現在販売されている糸は、いずれも強いということがご理解頂けると思います。

 

では、、

どこのメーカーの、どの糸を使おうが変わらないのでは?」という結論に達してしまいますが、そこはそう単純な事ではありません。

糸全般における良し悪しというのは、数値(メーカーサイトの他社比など)だけでは比較できない、釣り人ならではの視点や、現場での実釣経験値が重要であり、現場で使用し尽くしたときのみに答えが出る!ということに他ならないのです。

つまりは机上の空論的な数値ではない!実際に使用して導き出した”立証”こそが大事になってきます。

 

いや、、

それはどのメーカーもちゃんとやってるでしょ??

そうですね、、各メーカーにはテスターと云われる方々が在籍しており、現場で幾重にもテストをされて製品化されています。

しかしそこには多かれ少なかれ、メーカーとテスター間における” 忖度 ”という厄介な部分が生じる恐れがあることも…。

敵を増やす言い方をしてしまえば、テスターとは名ばかりの、なんちゃってテスターと云われる方がいるのも事実であり、そういった方々の糸の良し悪しなんてあてになるもんじゃありません。

なので、メーカーサイトに堂々と書かれていることに到底達していないと思われる製品が、(個体差も含み)しばしあるということ、、これもまた事実なのです。

叩かれて大変なことになりそうなのでこれ以上は書きませんが、どの業界でもあるような” ”グレーゾーンが釣具業界にもあることは、、
いやアセアセこれ以上はやめときましょうショボーン

 

さてさて…

前置きが長くなりましたが、ここからが自分が導き出した、あくまでボクなりの個人的な糸(ライン)の回答となります。

 

最低限、価格と品質が比例していること。

糸は竿やリールと違い、鈎に次いで短期的な消耗品の一部であります。

磯釣りを含む海釣りに於いては、塩害によって淡水のみの使用より、品質低下の速度が早いので尚更です。

つまりは短期的な交換が必要、望ましいということになります。

なので可能な限り良い製品を、安価で使用したい気持ちは皆さん一緒でしょう。
 

※安価であれば低品質でもいいいよ!という方はこの先は読まれなくても結構です。
 

そう、安価でもそれなりに、、いや価格以上に高品質であればいうことなし!ですよね?

ここが非常に難しいところではありますが、先ず問うべくは、今ご自身がお使いの糸は、本当にその製品を使い倒して満足感が味わえるものでしょうか?

値段と品質は釣り合っていますか?

どこぞのメーカーの誰々さんが宣伝しているから使っているのでは???

ということです。

 

ボクは道糸とハリスに関しては、どこぞの誰々監修などというものに惑わされず、メジャーメーカーからマイナーメーカーまで幅広く、永年に渡って使用して参りました。

 

何故か…?
それはボクが得意とする全遊動の釣りというのは、ラインメンディングの良し悪しによって釣果が大きく左右される釣り方であり、潮流や風に邪魔されない様、糸さばき優先であったり、出来る限り軽い仕掛けで違和感なく魚に口を使わす為だったりするので、出来る限り細いラインを好むためです。

しかしただ細いだけの糸では、大物と対峙するうえで不安ばかりが募ります。

細い糸を使いたいが強度は最強であって欲しい…。

理想の糸を追い求め、自ずと各メーカーから新製品が出ればそれを試さずにはいられないという事です。

磯釣り以外の様々な釣りにも、細い糸を使うということは自分にはメリットしかなく、投げ釣りならば太糸より飛距離が出せることなどもあります。

ちなみにボクが楽しむ釣りは磯釣りをメインに、、

 

海では

ロックフィッシュ(アイナメやソイなど)

ちょい投げ(ハゼ&シロギス)

落とし込み(黒鯛&アイナメ)

ショアシーバス&ヒラメ

オフショアジギング(カンパチ、ヒラマサなど)

ライトルアーゲーム全般

投げ釣り(カレイ&アイナメ)

サビキ釣り

穴釣り

 

淡水では…

ブラックバス

ヘラブナ

フライフィッシング

渓流全般

ハゼ

 

等々と、年間を通して様々な魚たちに遊んでもらっています。

自分でいうのもなんですが、、

ボクのような出来の悪い頭の持ち主でも、少しの取り柄というものがあり、いずれの釣りもソコソコは釣る方だと自負しておりますてへぺろ

そして様々な釣りをする中で、何周巡っても結局「やっぱりコレだよね・・・」というメーカーがいつもボクの糸人生を支配しています。

万年素人ながらも、釣り歴46年のボクがずーっと使い続けているメーカー…

そのものズバリ!

 

山豊テグス株式会社です。

 

昨今釣りを始めたばかりの方、磯釣り業界では馴染みがないかも知れません…。

実際、釣具屋さんで” YAMATOYO ”ロゴを目にすることはあっても、手に取ってマジマジと見た!という方も少ないかも知れません。

ボクはむかーし&むかしから非常に大好きなメーカーなので、本当はここまで敢えて書きたくありませんが、もっといえば「はぁ?山豊テグス?」と首を傾げる方もいるかも知れません…。

しかし、山豊テグスといえば昭和元年創業で、” 老舗中の老舗! ”のラインメーカーなんです。

磯釣りに限らずとも、釣り糸と言えば?と問われれば、正直多くの方がサンライン!TORAY!バリバス!シーガー!などが真っ先に頭に浮かぶことが容易に想像出来ますが、ボクは間違いなく真っ先に「ヤマトヨテグス!」なんです!

 

冒頭で触れましたが、ボクはダイワというメーカーが大好きなので、ダイワの新製品が出れば必ず!買って実釣します。

真新しいものでいえば、アストロン磯TYPE-S SUSUPENDとX'LINKも、前作のアストロン磯グレイトEXと交互に使用しながら、違いなども探りつつ、、ここしばらくは使用しておりました。

上記は仕掛けなどでの用途は違えど、共にとても良い道糸とハリスです。

強度はもちろん、とても扱いやすく素晴らしいラインだと思います。

しかしその間も、別の替えスプールには必ず!山豊テグスのゴウキ磯ホワイトサンダーが巻いてあり、それは何年も前から同じ状況です。

 

TEAM BRUSHの会員から

「会長のその白い糸はなんですか?」

「その黄色い糸はなんですか?」と尋ねられたことがあり、ナゼか答えを濁しておりましたが、正解はヤマトヨテグスです 笑

いつかこのブログで糸について書いてみたかったので、、すみませんアセアセ

ゴウキ磯とホワイトサンダーは微妙な性質の変化があるので、時々の天候や海の色、釣り方によって使い分けているということです。

現場でスプールを交換しているのをよく見かけると思いますが、あれはライントラブルというワケではなく、天候や釣り方の変化でそういった理由があるんですニヤリ
 

さてさて、

大分長文となって参りました。

今回は「山豊テグス株式会社」という老舗メーカーのお話までとしましょう。

次回は、その山豊テグスの魅力を皆さんに共感して頂くべく、、

また続きを綴ってみたいと思います。

楽しみにして下さる方も、そうでない方もまた閲覧頂ければ幸いです。