中学校、高校の中でも特に人数が多い吹奏楽部、大人数をまとめるのはどんな場面でも難しいことだが多数が一枚岩になったときの力は感動をも呼ぶものになる。
私がこれまでバンドの指導で使ってきたノウハウを少しだけお伝えする。
これは吹奏楽部だけでなくあらゆる組織で使用可能です。
今からお伝えするこの組織活性化の方法を思いついたのは昔、介護施設で夜勤をしていた時だったと思います
①施設で介護士は入居者とともに毎月の目標を立てていた(Dream)
②介護士はその目標に対してどんな行動を日々行ったか(Action)
③その結果、入居者はどうなったか(reaction)
この3つの流れで入居者の状態を記録していました。
これはよく医療や介護の現場で使われています。
そして私はこれを音楽の練習に置き換えたのです。
個人シートを作って日々記入してもらっていました。
・毎月の個人の目標を5つ決める(Dream)
・毎日立てた目標にたいして自分が練習したこと(Action)
・その結果、目標達成できたか(Reaction)
これをパートリーダーにはパートの目標を立ててやってもらいました。
すると個々でやるべき練習が明確に見えてきて、どんどん目標もクリアしてレベルの高い目標が出てきたり、目標を達成する喜びを感じたりして、クラブが活気付いたり、音楽に意欲的な生徒が増えました。その結果演奏もまとまってくるようになったと思います。
・今やるべきことを自分で分かるようにすること。(可視化)
・こうなりたいという目標を持つこと(夢)
・目標達成した喜び、自分はできるぞという気持ちを持つこと(自信)
初めは記入するのがめんどくさかったりしますが慣れたら頭の中でこのプロセスを考えられるようになります。音楽を通して問題解決能力(生きる力)を育むことができると思います。
すでに成功例はあるので、
色んなバンドや組織で試してみて欲しいです。
ありがとうございました。