東京の恵比寿の英治出版にて
世界の難民、貧困などの問題、福島県の南相馬市でのEl Sistemaジャパンの活動についての講演会を聞いてきました。お話は国連の広報センター所長の根本かおるさんとエルシステマジャパン代表の菊川穣さんのお2人でした。

現地の映像を流しながら進んでいき分かり易かったです。
南米ベネズエラでは殺人や薬物など危険が溢れた中で子ども達への音楽の指導が行われていて、音楽があって音楽に集中することで生きてこられたと子ども達が語っていた。また子ども同士で教え合っているのも印象的でした。今では国内に300もの無料で音楽を学べる教室があるそうです。

アフリカのソマリア難民キャンプでの若者の音楽活動は極限だからなのかとてもエネルギッシュだった。

そして福島の南相馬市では小学校の器楽部、合唱部がコンサートを行いとても楽しそうにしていました。子ども達が展覧会の絵のキエフの大門を演奏しているシーンで感動しました。しかし南相馬市は震災の前から地方都市の経済的な問題でシングルマザーや生活保護受給者が多い事や、原発事故によって避難した場合は東電から補償あるが地震津波による被害には補償は無いなど住民間でも差があり色々問題があるようです。

音楽は心が安らぐモノ、
人が集う居場所にもなる。
オーケストラにはそれぞれの楽器に役割があって練習する中で目標やビジョンが生まれる。
極限の環境で大切なモノが軽視されてしまう様な場所でこそ音楽の持つ力が本当の意味で発揮されるのかなと感じました。

南相馬市へ実際に見に行ける機会を頂けたのでまた予定を考えて行ってみようと思います。

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