少し前から思っていることがあります。
演奏家って自分のことが本当に見えていないし、分かっていないなあと。

何が分かっていないかと言うとそのプログラム(曲目)でお客さんが楽しめるのかという視点がかなり足りていない。

自分自身も舞台で演奏する機会は多いのですが、ここ1年程様々なコンサートの企画などに携わっていて色んな演奏者と顔を合わせるのですがやはり分かっていない方が多い。

一般のお客さんはコンサートでは自分の知っている曲を聞きたい人がほとんど。
中には知らないけど良い曲を少し知って帰りたいという人もいる。

演奏家はほぼ素人の方を相手に演奏する時にマニアックな曲目を演奏して効果があると思っているのだろうか。
少しイメージをしたら分かる所なのに…。
想像力の足りない演奏家が多いです。

演奏家のセルフマネージメント能力を高める必要がある。その為にも最低でも1年ぐらいは企画側、マネージャー側の立場に立って冷静に音楽の事を考える時が必要だなと思います。

しかしなかなかこの視点は学べるものでは無い。本当に分かっていない人が多いと感じたのでブログに書いてみました。