ある天才将棋少年が将棋のプロ羽生さんと対決しました。対戦後の感想で「今日初めて、実際に人と将棋をしました。」と言いました。
さてその意味は?

いつもパソコンのオンラインゲームで不特定多数の人と将棋をして腕を磨いていた様です。
ほとんどの事がインターネットを通してできてしまう現代。そりゃ便利だよ、便利だけど、このまま行くと何かが欠落する気がする。

例えば、新聞記事やテレビのニュース番組で脱字や誤報が有れば、次の日の新聞で訂正したり、先程のニュースは誤りでしたと言うけど、ネットのニュースではスピードが物を言う部分もあってか訂正も何もできない状況。ネットのニュースは言葉の誤りがほんまに酷い。
日本人やから、ここは、が、ではなく、は、やなと分かるけど…情報として言葉はちゃんと使った方が良いと思います。
機械がやってる事を人間が把握できない状況。
人間が機械に負けている。

そして現代人は手書きの良さが分からなくなってる人が多いと思う。だってめんどくさいし…って?
でもちょっとしたメモでも手書きで貰うと良いもんです。手紙だとなお嬉しいですよね。
先週たまたまMステーションを観てたら、名前忘れたけどあるバンドが歌う時に出てくる歌詞がコンピュータの文字でなく、手書きで書いたのが流れました。
そうやって手間掛けてるとやっぱり想いがあるんだなと思いますよね。
年賀状でも手書きで言葉が書いてあると嬉しいですよね。

まあそんな事を思ったので、いま吹奏楽の指導に行ってる中学校で子供たちに手紙を書いてもらっています。何の手紙かというと1月~3月に各楽器のレッスンに来てくれた先生へ送るお礼の手紙です。みんな頑張って書いてくれています。僕も一応一筆書いています。
みなさんも誰かに手紙を書いてみて下さい。大変ですが何かきっと楽しくなりますよ。
手紙のすすめ☆


たしか谷川俊太郎さんの詩だったかな。
今あるものをうまく組み替えて、新たなものを考える、それが大人になるってこと。
みたいなのがある。
昔からあるもの(手書き、活字)と新しいもの(便利なインターネット)の両方を知ってて、なお使える人になってもらえたら良いなあと思っています。
多感な中学生、ホンマに問題は次から次に出て来るんですが、成長を見守りながら共に頑張っていきます。

さて明日は音大の吹奏楽を聴きに行く☆
直に知ってる後輩はこれで最後やなあ。
時が経つのは早いものだ。
とても楽しみです!
みなさんも楽しい休日をお過ごし下さい!



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