5月8日 東京都日野市
職場の室内で、赤いダニが這っているのを見つけました。
そうです、タカラダニの季節がやってきました。写真で写してみると、いつも見ているカベアナタカラダニとはちょっと違うように思えました。
手元にあったコンデジのマクロではこれが精いっぱいなので、よくわかりませんが、カベアナタカラダニにある毛が無いように見えるのです。そして、腹部前方の両側に、一対の濃い赤い斑点。これは、カベアナタカラダニとは別の種類ではないでしょうか。
とはいえ、花粉を食べるのは同じかもしれません。
彼らは単為生殖で、すべてがメス。DNAの交換をせず、自分のクローンとなる卵(もちろんメス)を産み、梅雨のころには死んでいくそうです。
ところで、なぜ「タカラダニ」という、素敵な名前がついているのでしょうか。夏になると、セミやクワガタなどの昆虫に赤いダニがついていることがありますよね。あれが、宝のように見えるということでその名が付いたという説があるそうです。なるほどぉぉぉ。
これからの季節、彼らは大発生して社会を混乱に陥りさせます。※大げさ(笑)
野津田のゴール裏でも座席をはい回るタカラダニ攻撃に毎年悩まされます。それは、つぶすと赤い体液が出て、なかなか落ちないからです。その体液によって、人によっては、その体液で皮膚アレルギー反応を起こす人もいるとのこと。つぶさないことが人にもタカラダニにとっても幸せなんですね(^_-)-☆
そんな悠長なことは言ってられない!という方のために。タカラダニは水が苦手とのことですから、優しく水で流す程度なら許しましょう(笑)
人を刺さず、花粉を求めて歩き回るタカラダニたちの短い一生を少しは温かい目で見守ってあげたいものです。
↓野津田のゴール裏で見つけたカベアナタカラダニ