タマノホシザクラ | 旬を楽しむ!

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年度末のバタバタをなんとか何とか切り抜けたように思いますが、週が明けたら今度は新年度準備。久しぶりのブログです。

 

 

3月21日 都立小山内裏公園

 

この日は、町田市と八王子市の境にある、都立小山内裏公園に行きました。

 

早咲き桜が鮮やかに咲き始めています。

 

この日、来たのは、早咲き桜の一種「タマノホシザクラ」を見るためです。タマノホシザクラは、野生のサクラで、町田市・八王子市・多摩市のみにわずか180本ほどしか自生していない貴重なサクラです。環境省のレッドデータブックにも記載されているほどのレア種。

この案内板の左下に自生している場所が明記されています。

 

そこに行ってみると…

まるで梅が咲いているかのような雰囲気。ソメイヨシノを見慣れた私からすると、派手さは全くありませんが、清楚で本来の凛とした日本らしい美しさを感じます。

 

密集して咲くことはなく、ぽつりぽつりと咲いています。しかも、花は半開き。全開することはありません。

 

花の裏を見ると、その名の由来ともなった星形の「がく」が見えます。色は深紅。

 

普段、桜の花を見ることはあっても、「がく」を意識している人なんてほとんどいないはず。

こちらのがくは、タマノホシザクラに比べて星が明るいピンク色で、形も細長いです。

 

参考までに、こちらは、同じ日に横浜市緑区の鶴見川沿いで見たソメイヨシノ。がくは、赤と緑色が混じり合っていますね。がくの形や色って結構違うもののようです。

 

さて、小山内裏公園に隣接する尾根緑道に出ると、痛々しい姿のタマノホシザクラの木を見つけました。2月10日の大雪で折れてしまったようです。貴重なタマノホシザクラですので、すぐに手当てをしたり支柱で支えたりして保護されたようです。

 

多摩にしか生えないレアなサクラ。大切にしたいものです。